2014/04/30

煙香るまち 狭山

タバコとアサヒとアラーキータバコとアサヒとアラーキー / senov

人生でこれまでに住んだ都市と比較して、埼玉県狭山市をご紹介したいと思います。
「狭山茶」が有名。川越市と所沢市という大きめの街の間にある街です。

路上喫煙の多さ

お茶香るまちというのがキャッチフレーズなんですが、お茶の香りはお茶屋さんでしか嗅いだことはありません。かわりにタバコの煙の臭いは毎日のように嗅いでいました。
地方出身者としては、埼玉県もいちおう「首都圏」として認識していたのですが、都心部などと比べるとむなしくなります。喫煙マナーに関しては昭和です。駅から徒歩15分程度のところに住んでいましたが、ほぼ毎日路上喫煙者に出くわしました。東京や横浜に住んでいた頃は、たまにしか見なくなっていたので、結構なカルチャーショックを受けます。

居住年代の偏り

体感的に…ですが、団塊世代と団塊ジュニア世代が多い気がします。古くからの巨大な団地があるせいかもしれません。大学生や、若いサラリーマンなんかは少ない印象。
これ自体は別に悪いことでもありませんが、恐らくそのせいで喫茶店やカフェ、ファミレスなどの雰囲気はほぼ雑然としています。突然ぽっかり空いた時間にちょっとコーヒーを飲みながら読書…みたいな雰囲気の喫茶店には出会ったことがありません。どこでもおじいちゃんおばあちゃんがワイワイガヤガヤ。その上、ベビーカーで来てキーキー叫ぶ子供を放置というのも、よくある光景。
私が感じた住みにくさというのは、この「世代のズレ」がほぼ全ての原因なのかもしれません。

舌打ち

これは、ホントに個人的な体験だと思うのですが、狭山市に住んでから人生初体験をしたことがあります。歩道を歩いているときの、追い抜きざまの舌打ち。しかも2回。
もちろん、私がドン臭いだけかもしれませんが、これまでの人生では一度もなかったことです。
2回とも、後ろに子供を乗せた自転車の女性でした。歩道なのでもちろん歩行者優先なのですが...せめてベルにしてほしいものです。ちょっと狭山こえええって思いました。

狭い道路とトラック

道路は全体的に狭く感じます。こんなところだけ、しっかり首都圏っぽい。
しかも工場が多いせいか、トラックの量が多いです。つまり、怖い。自転車の路肩走行とかしていると、ホント怖い。
そんなわけで前述の子供を乗せた自転車の女性が路肩を走行していなかったのには、多少の同情の余地があったりします。

迷路のような住宅地

都市計画に失敗しているのか、住宅地内の道路は迷路のようなところが多々あります。ホントにぐにゃぐにゃ。結局、幹線道路に出ないと初心者はどこにもいけないです。Google Mapを使ってすら、「もういいや」ってなりました。
東京に通勤できないこともない距離ですので、高度成長期に爆発的な増加があったのかしら...と勝手に想像してます。ものすごい至近距離に中学校が2つあったりすることなんかからも、なんか失敗してる感が漂ってきます。

郊外型の発展

位置的にも間違いなく郊外なのですが。駅前はさみしく、幹線道路沿いにクルマ前提のお店ができるという、郊外型の発展を遂げています。工場が多いだけに、駅の使用人数が少ないのかな。
2階建の駅ビル(?)にはスーパーやチェーン店のカフェなどが入っていますが、駅をでるとパチンコ屋どどーん。別の出口からでると小奇麗に整備はされていましたが、半公営のようなテナントビルがあるだけです。
東横線沿線に住んでいた時期が長めなので...ちょっと面食らいました。

「歓声」な住宅街

住宅地にとつぜん畑や雑木林さえあったりするので、公園は多いほうだと思います。住んでいた家から徒歩3分圏内に2つは思いつきますし、10分圏内にはそれなりに大きめな公園がさらに2つはあります。ただ、あまり使われていない印象。代わりに、住宅地の駐車場や道路で子供が遊んでいるのは毎日のように見ます。ド田舎ならいざしらず、それなりにクルマも通るので、ちょっとヒヤヒヤしながら見ていました。
狭山市は人口15万人程度。10万人程度の都市にも2回ほど住んだことがありますし、同じくらいの規模の住宅地にも住んだことがあります。そんな人生で、初の騒々しさ。地域性なのか、それまで運が良かっただけなのかは分かりません。自衛隊の入間基地があるので、飛行機の音もしますが、ずっと響いている子供の歓声に比べれば、まったく気にならないレベルです。

あ。工場がたくさんあるお陰で、住民税は安めらしいですよ。

2014/03/16

確定申告に思う

25年度確定申告、終わりました。
やる度に疲労感…というか徒労感がものすごいです。

人生3回目で、しかも断続的にしかやっていないので、やる度にあれこれ調べています。私のようなペーペー個人事業主が申告書を作成しようとすると

  1. 市販の会計ソフトやWebサービスをつかって作成
  2. 国税庁の確定申告書作成コーナーで作成
  3. いろいろな書類持参でとりあえず税務署に凸して向こうで手とり足取りやってもらう

などの選択肢がある模様。

2.で申告書を作成しておいてから電子的に提出まで終えられるe-taxとよばれる、なんかカッコよさげな方法もある。が、有料で住基カードを発行して電子証明書を取得したり、それをPCに読み込ませるために自前でカードリーダーを購入したりとアホほどハードルがある。 そもそも、なぜ電子証明書が必要なのか。ハンコにかわるものらしいのですが、郵送や窓口提出でも身分証を求められるわけでもなく、その辺で買った三文判をついておけば受理されてしまう。なぜe-taxだけこれほどガチガチなのか…ちょっと調べてみたのですが納得できる理由はみつけられませんでした。

もっと言うと、住基カード自体が最近まで引っ越すたびに発行しなきゃいけなかったという、転勤族にはまったく使えないアホ制度でした。いまでも免許証のように、「転入」みたいな記載をしてもらわねばならんらしい。「人権ガー」的な方々が時代錯誤に文明の利器をスポイルしてしまった好例。

1.はコツコツ日頃からデータを入力している人がはじめてメリットを得られる方法なので、却下。3.は必然的に税務署でおじいちゃん・おばあちゃんの大群に混ざることになりますので、なかなかのハートが必要です。

そんなわけで、少なからずやる気のある若者は2.を選ぶべきな気がしてくるのですが、この国税庁の作成サービスの出来がとっても悪いです。きっと何億円とかいう税金が投入されて開発されたにちがいないとは思うのですが、素人にとって分かりづらいものを、そのまま画面に落とし込みましたー♪という印象。あきらめて字句をいちいち調べながら書いていくしか無いわけです。

私企業では、これまで郵送や電話でやり取りしていた申し込みなどがさっくりWeb上で終わっちゃったり、グループ内で顧客情報を一元化させて、顧客の手間を減らしたりということが当然に行われています。大量の紙切れをグルグル巡回させるお役所のお仕事を見る度に、いつまでこんなことやってんだろうという暗澹たる気分にさせられます。

彼ら自身が大量の紙切れとバッサバッサ戯れている分にはまだいいのですが(…厳密には非効率からくる人件費などが全部税金なのでまったく良くはないのですが)、それに巻き込まれるときには、たまらんですね。

2014/03/05

2014春 面白かった番組

そろそろ一期で終了するテレビ番組が最終局面にはいる時期です。
そこまでテレビっ子でもない私が、この期に面白かった番組。

軍師官兵衛

…いきなり一期モノではない大河ドラマですが、気付けば今期いちばん楽しみになっているドラマです。最近の大河の中でも出色の出来だと思います。
「八重の桜」も面白かったですが、主人公がややマイナーで盛りだくさんの人生だったために、1つ1つのエピソードが小じんまりし過ぎちゃった感じは否めませんでした。「平清盛」は…なぜか両刃の剣を振りかざしたり、海賊王になるとか言っちゃったり、天皇家を王家と言っちゃったり。歴史物ではなくなってましたねアレ。アホらしくて途中で見なくなった。「江」も織田信長の幽霊が出てきたところで挫折。そんなこんなでひさびさにいい感じです。
配役もあまり違和感を感じない見事さ。黒木瞳がちょっと若作りすぎる気はしますが。柴田恭兵がいつの間にか、味わい深い感じになっていて感慨深い。

私の嫌いな探偵

まったく期待してなかっただけに、意外なほど面白く感じました。ジャンルはサスペンスコメディと言うんでしょうか。
はじめて剛力彩芽をカワイイと思ってしまった。 玉木宏を見るのは「のだめ」以来なんですが、声が太いのに軽妙な演技で好きです。 もうすぐ最終回らしいですが…これは2期目見たいな…。

相棒

もう12期目なんですね。長いだけに、なんだかんだと批判もあるようですが、安定して面白いと思います。

裁判長っ!おなか空きました!

前期から見てしまっています。法廷(?)コメディ。なんとなーく見始めてなんとなーく見続けてしまってます。
今気付いたんですが、私の嫌いな探偵とおなじ脚本家の方なんですね。福田雄一さん。ひょっとして、この人が好きなだけなのかしら。おっと。勇者ヨシヒコもこの方らしい。脚本家で見るドラマを決めるという視点は持ってませんでしたが、アリかもしれませんね。

2014/02/26

喫煙所の位置

世の中、だんだんと分煙が進んでまいりました。とても喜ばしいことだと思います。
ただ屋外の喫煙所の位置、もう少し考えてくれませんかね。

たとえば、よく使う新宿には横断歩道の手前に灰皿を置いただけの喫煙所が設置されていたりします。アホかと。
信号待ちの時間、もれなく煙の洗礼を浴びることになります。風向きによっては、もう歩きタバコしてくれたほうがマシなくらいの量を浴びます。行政、アホかと。

小田急の新宿駅の入り口あたりにも設置されていますが、これまた風向きが悪いと、駅の中にニオイが漂っていたりします。折しも、箱根に行く外国の方をよく見かけるようになってきましたので、アホを世界にさらしている状態です。
また、そこは駅に行くにしても南北に通り抜けるにしても通らなければいけない道だったりします。そんなところにドンっと喫煙所。申し訳程度に植木に囲われていますが、煙にはなんのバリアにもなっていません。

私は元喫煙者なため、タバコに寛容なほうだとは思いますが、それでも目に余っていたりします。煙を吸わずには移動できない点、行政のアホさが嫌煙家を増やす一因にもなっていると思います。
もう少し数を減らすかわりに、ちゃんとした密閉空間を作って欲しいものです。密閉できないならば、デッキ的なものを作って2F以上にあげてしまうとか。

非喫煙者が望めば煙を避けられる程度の街は目指してほしいです。

2014/02/20

2014 上旬 クソCM

目にすると不快。ひどいときはチャンネルを変えたくなる。そんな和田アキ子みたいなCMってありませんか。

永谷園のお茶漬け

伝統的に不愉快なCMを打ってくる企業です。学生時代から不快に思ってた記憶はありますので、長い長い嫌がらせの歴史です。
お茶漬け食べながら「ハフハフ」「ズルズルズル〜」「プハー」。いいと思ってやっているんですかね、あれ?
日本人は伝統的にソバ食べるときは〜とかのご高説があるのは存じておりますが。伝統とか歴史とかどうでもよくって、シンプルに不愉快です。
ずっと続いているってことは、ああいう音が平気な方のほうが多いってことなのかしら。

味の素のCook Do

お行儀悪い系の新興勢力。おおむね永谷園と同様の理由。
「ハフハフハフハフ」「クチャクチャクチャ」と貪るタレントをお茶の間に流す嫌がらせ。うちの犬の方がもう少し上品。

トヨタのトヨタウンとかReBornとか

別に不愉快とまでは行かないんですが…たくさんのタレントを並べられるくらいトヨタはお金があるんだぞ!ってこと以上のことは伝わってきません。
豪華タレント陣を使っても、ここまでクソみたいなモノが作れるんだというお手本のよう。脚本って重要なんですね。昔のDoCoMo2.0を彷彿とさせる中身の無さ。
この金があれば、もう少しクルマは安く提供できたんだろうなとか思うと、トヨタユーザーがちょっと哀れにすらなってしまいます。

2014/02/18

「どうする?」に対しての「なんでもいい」という回答

「お昼ごはん、どうする?」「なんでもいい〜」
「日曜日、どこに行く?」「どこでもいい」
日常的にそんなやりとりは結構あります。
困るのは、「なんでもいい」を全然なんでもよくない人が使うこと。しかもそういう人は、頻繁に使う傾向があること。

例えば昔の上司。
(ブラブラ歩きながら)
私「お昼どこで食べます?」
上司「どこでもいいよ〜」
私「じゃあ、ここのカレー屋入りますか。」
上「あ。カレーはおととい食べたからちょっと。。」
私「…では、そこのイタリアン行きましょ。」
上「今日寝坊して胃の調子がアレだから、あぶらものは。」
私「…」
上「あ。ちょい先のそば屋いこうか。」

3年くらい前は毎日のように、こんなやりとりをしてました(しみじみ)。上下関係があるので、私の一存というわけにもいかず、かといってなかなか決めてくれない。平たくいうと、とてつもなく面倒くさかったわけです。

私も「なんでもいい」という回答はよく使うほうだと思います。たぶん、あまりこだわりがないせいです。食べ物に関して言えば、3食カレーが1ヶ月続いてもきっと気にしません。3食ラーメンだと…健康面が気になるので3日目くらいに「なんでもいい」とは言わなくなるとは思いますが。
ともあれ、この上司の「なんでもいい」と自分の「なんでもいい」はなんか違う。
よくよく考えてみると、この上司は何かにつけ決断を先延ばしする傾向がありました。忘年会や新年会の出欠は、締め切りを過ぎて幹事から催促されるのがお約束になっていましたし、仕事上のことでも「考えさせて。」と言い出すとその後はこちらから突っつかないと何も出てきません。

そこで、質問を具体的にしてムリやり考えさせてみるという対策をひらめいたところ、なかなか効果的でした。
「お昼、何にします?」ではなく「今日はそば行きますか〜」です。運が良ければ「えー。なんか気分的に丼ものかなー。」とか結論が出ます。運が悪いと「そばはちょっと…」と否定だけで終わられますが「じゃあうどんは?」「ラーメンは?」とか(私は心の底からどこでもいいので)適当なこと言っておけば、なんとなく考え始めるようです。

…全体的に、この元上司へのグチみたいになってしまっていますが、同じような傾向のある友人にも効果的に使えましたので、それなりに使えるんじゃないかと思います。身の回りにこういうちょっと面倒な人がいる場合はお試しあれ。
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