2014/03/16

確定申告に思う

25年度確定申告、終わりました。
やる度に疲労感…というか徒労感がものすごいです。

人生3回目で、しかも断続的にしかやっていないので、やる度にあれこれ調べています。私のようなペーペー個人事業主が申告書を作成しようとすると

  1. 市販の会計ソフトやWebサービスをつかって作成
  2. 国税庁の確定申告書作成コーナーで作成
  3. いろいろな書類持参でとりあえず税務署に凸して向こうで手とり足取りやってもらう

などの選択肢がある模様。

2.で申告書を作成しておいてから電子的に提出まで終えられるe-taxとよばれる、なんかカッコよさげな方法もある。が、有料で住基カードを発行して電子証明書を取得したり、それをPCに読み込ませるために自前でカードリーダーを購入したりとアホほどハードルがある。 そもそも、なぜ電子証明書が必要なのか。ハンコにかわるものらしいのですが、郵送や窓口提出でも身分証を求められるわけでもなく、その辺で買った三文判をついておけば受理されてしまう。なぜe-taxだけこれほどガチガチなのか…ちょっと調べてみたのですが納得できる理由はみつけられませんでした。

もっと言うと、住基カード自体が最近まで引っ越すたびに発行しなきゃいけなかったという、転勤族にはまったく使えないアホ制度でした。いまでも免許証のように、「転入」みたいな記載をしてもらわねばならんらしい。「人権ガー」的な方々が時代錯誤に文明の利器をスポイルしてしまった好例。

1.はコツコツ日頃からデータを入力している人がはじめてメリットを得られる方法なので、却下。3.は必然的に税務署でおじいちゃん・おばあちゃんの大群に混ざることになりますので、なかなかのハートが必要です。

そんなわけで、少なからずやる気のある若者は2.を選ぶべきな気がしてくるのですが、この国税庁の作成サービスの出来がとっても悪いです。きっと何億円とかいう税金が投入されて開発されたにちがいないとは思うのですが、素人にとって分かりづらいものを、そのまま画面に落とし込みましたー♪という印象。あきらめて字句をいちいち調べながら書いていくしか無いわけです。

私企業では、これまで郵送や電話でやり取りしていた申し込みなどがさっくりWeb上で終わっちゃったり、グループ内で顧客情報を一元化させて、顧客の手間を減らしたりということが当然に行われています。大量の紙切れをグルグル巡回させるお役所のお仕事を見る度に、いつまでこんなことやってんだろうという暗澹たる気分にさせられます。

彼ら自身が大量の紙切れとバッサバッサ戯れている分にはまだいいのですが(…厳密には非効率からくる人件費などが全部税金なのでまったく良くはないのですが)、それに巻き込まれるときには、たまらんですね。

0 件のコメント:

コメントを投稿

にほんブログ村 その他生活ブログへ